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2026/04/04 12:07
Kanamori Coffee Lab.の豆選びの基準である「焙煎度(ロースト)」と、欠かせないキーワード「テロワール」についてお話しします。
Kanamori Coffee Lab.の焙煎基準
私たちは、豆のポテンシャルを正確に引き出すため、アグトロン値(粉)を指標にローストを管理しています。一般的に馴染みのある「8段階表現」と照らし合わせながら、3つのローストの特徴をご紹介します。

● Light(浅煎り)
• アグトロン値(粉):80 - 70
• 8段階表現:ライト〜ミディアム
• 味の特徴と質感: フルーツを思わせる明るさ。液体の質感が軽く、苦味はありません。テロワールを最もダイレクトに感じます。
● Medium(中煎り)
• アグトロン値(粉):70 - 55
• 8段階表現:ハイ〜シティ
• 味の特徴と質感: 甘さと少しの苦味。フルーツのニュアンスを残しつつ、心地よいコクと甘さが加わります。
● Dark(深煎り)
• アグトロン値(粉):55以下
• 8段階表現:フルシティ〜イタリアン
• 味の特徴と質感: 焙煎による甘さと苦さの共存。重厚なコクがあり、しっかりとした飲みごたえを楽しめます。
「テロワール」——その土地でしか出せない味
私が豆を選ぶとき、最も大切にしているのがテロワール(風土)です。
これは、その土地の土壌、標高、気候、そして何より「生産者の努力」か合わさって初めて生まれる地域性のこと。同じ品種でも、育つ場所が違えば全く異なる表情を見せてくれます。
テロワールがはっきり感じられるということは、栽培から精製までが徹底され、品質が高度に管理されているという「信頼の証」でもあります。
良いもの(品質の高いもの)を選ぶということ
「スペシャリティコーヒーは少し高い」と感じるかもしれません。
しかし、その価格には、テロワールを守り抜く生産者への正当な対価と、私たちが自信を持って「美味しい」と言い切れるクオリティの担保が含まれています。
1杯のコーヒーで、気持ちがふっと上を向いたり、一日のエンジンがかかったり、深くリラックスできたり。
「良いものを身体に入れる」ことは、自分自身を大切に扱うことだと私は思っています。
単なる水分補給ではない、あなたの日常を少し豊かにする「投資」としての一杯。そんな価値のある豆を、これからも選び続けていきます。
前回の「4投抽出レシピ」は、この3つの焙煎度に合わせてお湯の量を調整しています。豆が持つテロワールを最大限に引き出すために、ぜひセットで活用してみてください。