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2026/03/25 11:54
Kanamori Coffee Labがお届けする豆を、一番美味しく淹れていただくための基本レシピです。ポイントは「レシオ(濃度)」と、役割の異なる「4回の注ぎ」にあります。

0. 準備:自分好みの「レシオ(加水比率)」を決める
まずは、粉とお湯の比率を固定しましょう。これが味のブレをなくす最大のコツです。
• 基本の基準:1:16(粉15g:お湯240g)
どんな豆でもバランスよく淹れられる比
率です。
• 濃いめが好きなら:1:14(お湯210g)
しっかりとしたボディ感を楽しめます。
• 軽めが好きなら:1:18(お湯270g)
軽やかでゴクゴク飲みたい時に。
実践:役割を意識した「4投抽出」
ドリップスケールを使い、重さを量りながら淹れていきましょう。コーヒードーム(蒸らし時の膨らみ)を壊した外側をなぞるように、徐々に広げて注ぐのがKanamori Coffee Lab流です。
第1投:【蒸らし】(30g)
目的:「美味しい」を引き出すための準備運動
粉全体にお湯を浸透させ、ぷくーっと膨らむ「コーヒードーム」を作ります。
• なぜ重要か:コーヒー粉は、自分の重さの約2倍の水を吸い、その後成分を放出します。また、新鮮な豆ほどガスが抽出を阻害するため、しっかり抜く必要があります。
• 見極めのコツ:30gのお湯を乗せて20〜45秒。ドームの動きが止まり、表面の炭酸ガスが落ち着いたら「成分を出す準備が整った」サインです。
第2投:【酸味】を引き出す
目的:コーヒーの第一印象、明るい個性を決める
• 浅煎り:100g(トータル130gまで)
• 深煎り:70g(トータル100gまで)
ドームの中央から円を描くように一気に注ぎます。この段階で豆の持つフルーティーさや輝きを引き出します。
第3投:【甘さ】を乗せる
目的:ボディ感と、長く続く余韻を作る
• 浅煎り:80g(トータル210gまで)
• 深煎り:100g(トータル200gまで)
ここが技術の差が出るポイントです。
• 深煎りのコツ:広げすぎず、中央の**「10円玉くらいの範囲」**を狙ってじっくりと注ぎ、甘みを凝縮させます。
第4投:【濃度調整】で仕上げる
目的:最後に全体のバランスを整え、お好みの濃度へ
• 浅煎り:30g(トータル240gまで / 目標タイム 1:30)
• 深煎り:40g(トータル240gまで / 目標タイム 2:30)
注ぎのタイミングは、ドリッパーの粉が見えそうになったら継ぎ足す「継ぎ足しドリップ」です。
最後に
「第2投は酸味、第3投は甘さ」と意識するだけで、ドリップがもっと楽しくなります。
まずはこの基準で淹れてみて、もっと甘さが欲しければ3投目を少しゆっくりにする……といった、あなただけの抽出を楽しんでみてください。